国土交通省 無人航空機登録講習機関
登録番号:国空無機第 236461号 国空無機第 236462号
事務所コード:T0047001
最近ではドローンが活躍する場面が増えてきました。ドローンなら人が容易には立ち入れないような場所にも簡単に入って行くことができます。
そして、ドローンを動かすには操縦する人も必要です。ドローンに興味がある人なら、ドローンを操縦する仕事に就きたいと考える人もいるでしょう。ここではドローンを扱う仕事について紹介していきます。
ドローンの操縦技術は次のような仕事で活かすことができます。
ドローンの撮影技術を仕事に活かすと聞いて、大半の人はこの空撮カメラマンをイメージするでしょう。そのイメージ通り、ドローンを飛ばして空から見た写真や映像を撮影する仕事です。
最近はテレビなどで、ドローンで撮影した映像がよく取り入られています。アーティストなどがプロモーションビデオを作成するときにも、ドローンで撮影した映像を使うことが多いです。そのため、今後も需要が増える可能性が高いでしょう。
空撮カメラマンの仕事は主に映像制作会社などで募集されています。ドローンの操縦や撮影に加えて映像編集などもできると有利でしょう。
住宅の外装の劣化している箇所や劣化の度合いを確認する仕事です。ドローンを使わない場合には足場を組んだり屋根に上ったりして、実際に外壁や屋根を間近で見て行うため時間とコストがかかります。
ドローンを外装劣化診断に活用すれば、外壁や屋根ドローンのカメラ越しに見て劣化具合を確認可能です。足場を組む必要がなく、時間をかけず低コストで行えるでしょう。
ドローンで外装劣化診断を行うにはドローンの操縦技術に加えて、リフォームや建築などに関する知識も必要です。
測量を行う際には、上空から写真撮影が必要になることもあります。これまでは、ヘリコプターを使用することが主流でしたが、ドローンを使用することでコストの大幅な削減が可能です。また、ドローンなら低空からも撮影できるため、より精度の高い写真を撮影できるでしょう。
測量の知識がありドローンの操縦もできる人におすすめの仕事です。
農業では害虫防止のために農薬散布が必要です。これまでなら農薬が入っているタンクを背負いながら農園を歩き回って手作業で行っていました。時間がかかり体力も必要な仕事です。
ドローンがあれば、農薬入りのタンクを載せて農園の上空を飛ばしながら散布できます。広大な農園で人手が少なくても、楽に農薬散布ができるでしょう。
また、作物の生育状況をドローンで確認することも可能です。生育状況を考慮して肥料の散布なども行えます。
オフィスビルや公共施設などでは警備員が常駐することで不審者の侵入を防止しています。そして、ドローンを活用することで、人の目で見るよりも広範囲にわたって監視可能です。不審者の侵入を確認できれば、警備員が駆けつけることができます。何もないときには警備員は現場にいなくてもいいため、少ない人員で警備が可能になるでしょう。
現在では、まだほとんど導入されていませんが、近い将来こうした警備のやり方が主流になるかもしれません。
ドローンは特に資格を持っていなくても操縦することができます。しかし、ドローンを扱う仕事に就きたいのであれば資格を取得しておいたほうが有利でしょう。
ドローンの資格としては、ドローン検定が有名です。4級から1級まで4段階の難易度に分かれているため、初心者でもステップしながら上位の級を目指せます。まずは4級から挑戦してみるといいでしょう。
ドローンの資格取得や方法については、こちらのコラムで詳しく解説していますので、あわせてご参考ください。
関連コラム:『ドローンの資格はどんなものがある?取得方法や費用について』
ドローンは航空法や電波法、小型無人機等の飛行禁止法などの法律による規制を受けます。どこででも飛行できるというわけではなく、ドローンの飛行が禁止されている場所も多いです。ドローンを使って仕事をするなら、こうしたドローンに関係のある法律についてある程度理解しておきましょう。
こちらのコラムでは、ドローンを操縦する上で知っておきべく注意点などを解説しています。これからドローンを始めようと検討している方はぜひチェックしてみてください。
関連コラム:『ドローンを飛ばすときに必ず確認すべき規制やルールについて』
また、ドローンで写真や動画を撮影した場合に、たまたま人の顔や住宅の中などが映ってしまうこともあります。そのような写真や映像をそのまま使用すると、プライバシー侵害になってしまう可能性があるため注意しましょう。加工を施して個人が特定できないようにする必要があります。
ドローンを操縦できるようになるためには、地道に練習する方法と、スクールに通って習う方法があります。
地道に練習する場合には、ドローンを飛ばしてもよい場所に行ってホバリングや前後移動、エルロンなど基本的な動作をひとつずつ練習して習得します。ただし、人によってはなかなか上達しないことも多いです。
スクールに通う場合には、プロの講師に指導してもらえるので、地道に練習するより早く習得できます。間違った方法で練習してしまうこともありません。ただし、スクールは費用がかかりますので、ドローンを扱う仕事に就きたい意志が強く、操縦技術を確実に身に着けたい人はスクールに通うのがいいでしょう。
ドローンは写真や映像を扱う仕事はもちろんのこと農業分野でも役立てることができます。ドローンを活用することで、コストや時間を大幅に削減できることも多く、各方面からの期待は大きいです。ドローンを扱う仕事は今後も増えていく可能が高いでしょう。